離島だ、移住だ、という話をすると東京の友人や同僚たちには「いいなー」とうらやましがられることがほとんどなわけで、離島で暮らすことに憧れている都会の人は少なくないと思われます。
一方で、都会には都会の良さもあるわけで、やはり便利であることには違いないわけです。デメリットを考えたり言い出すとキリがないわけですが、田舎暮らし(といっても神戸の隣町なのでそこまでめちゃくちゃ田舎かというと微妙ですが)歴22年、首都圏暮らし11年の立場から、都会暮らしの良さを考察してみたいと思います。
娯楽はひととおり楽しめる。できないことはあまりない。
やっぱりこの、「大体の遊びはなんでもできる」というところは大きいと思います。逆に都会だからやりづらい遊びもたくさんあるのですが、お金をかけるなり、1~2時間離れれば、都会だとやりづらい遊びもできてしまうわけで、そういう意味での不自由はまずありません。
たとえば、東京にいると「今度公開されるスター・ウォーズ、3Dで見る?」なんて会話はあたりまえのように出てきますが、そもそも離島などに行くと映画館すらあるかどうか…とか。そんな感じですかね。
都会といっても場所による話にはなりますが、東京ならディズニーランド、大阪ならユニバーサル・スタジオ、といったテーマパークへのアクセスがしやすい場合には、日帰りで気軽に大規模なテーマパークで遊べちゃいますし。
最先端のものとか、流行りのもの、とかそういうものも、どちらかといえば都会から発信されたり、すぐにやってきたりするため、「うらやましいなー」とか指をくわえて見つめる必要もないわけです。
いろんな娯楽を楽しめるというのは、やっぱり魅力ですよねえ…。
買い物し放題。飲食店も選び放題。バリエーションが段違い。
娯楽と近しいのですが、買い物の便利さもやはり都会ならでは。ブランドショップはもちろん、都会にはいくらでもありそうな、ファストファッションのお店(UNIQLOやGUなど)も、田舎に行くとなかなかないものです。まして離島なら…。商圏人口がちがいますからね。。。
ブランド品や洋服なんかは分かりやすい方ですが、ビックカメラもヨドバシカメラも大都市圏にしかないため、家電量販店なんかも限られてきます。まあ、ポイントカードが多すぎるということは起こらなさそうですが。
まあ、とはいえ買い物についていえば、都会で一度好きなブランドなり、どんなものなのか知っていれば、今はネット通販でいろいろ手に入る世の中。今となっては都会の方がウィンドウショッピングの楽しみが大きい、くらいの差かもしれません。
買い物とおなじく、お店が揃っているということでは、飲食店もそうでしょう。都会暮らしだとあってあたりまえのチェーン店も、田舎や離島に行くとそうは揃っていません。奄美大島や宮古島には牛丼チェーン店はないのです。
また、大都会ともなると、食材こそ本場のものではないかもしれませんが、ある程度全国の料理が食べられるお店があります。沖縄料理もあれば、ジンギスカンもある。中華料理、フランス料理、イタリアン…いやあ、なんでも食べようと思えば食べられますね。
また、「新しい話題のお店」ができやすいというのも都会の良さ。海外の有名店が日本初出店する!といえばだいたい東京とかになりますし…。
公共交通機関が便利。数分に1本電車が来るとか…
都会の満員電車は問題ですが、一方で公共交通機関が便利というのは都会の利点。数分に1本電車がやってきたり、電車を乗り換えれば比較的どこなりと自由に行けたりと、日常生活の移動には困りません。もっというと、空港や新幹線の駅へのアクセスも比較的容易なので、遠出するのもそんなに苦じゃなかったりします。いろんなものが都会には詰まっているので、どこもそう遠くはない、と。
よく、年を取ったら都会に住んだほうがいいといいますが、それは本当にそうだと思います。歩いていける範囲にスーパーやコンビニが揃っていて、公共交通機関である程度どこにでも行けて、病院も整っている、と。
僕も年を取ったら都会に戻ってきたいと思います。年を取るまで離島に暮らしていられるかからしてあやしいですが、そこはがんばります(笑)。