どこに旅行に行くにも、楽しみなのが旅行先の食べ物、ですよね。分かります。
そこで、「奄美大島って何が美味しいの?島ならではの料理ってあるの?」という疑問にバッチリ…とまではいかないかもしれませんが、それなりにお答えするべく、現地からの情報をまとめてご紹介します。
なんといっても鶏飯
これですよ、これ。具材とご飯、そして肝心の鶏飯スープをたっぷりかけて、だし茶漬けの要領で食べるわけですが。このスープの旨さと優しい味は、食べないと伝わりません。写真なんかじゃ伝わらないです…あ、書いてたら食べに行きたくなってきた。
島内で鶏飯が出てくるお店は多いですし、島料理のお店などでは締めに出してくれたりもしますが。特に名店といわれる専門店が、「みなとや」と「ひさ倉」。
ちなみに、これらの名店は人気であることと、営業時間の都合などもあり、スープがなくなると閉店したりということもあるので、ランチタイムがおすすめです。
お店によって具材が微妙に違ったり、スープは全然味が違ったりするので、時間に余裕があればぜひ、食べ比べてみてください。
したがって鶏が美味しい
鶏飯が代表料理ということからもうすでにお分かりいただけたことでしょう…。
え?何がって?やだなあ…。
鶏が美味しい、ってことですよ(ついでに卵も美味しい)。
そんなわけで焼き鳥なんかも美味しいわけですが、オススメなのは(生が苦手じゃなければ)鶏刺しです。もしくはタタキとかでも美味しいです。
お酒が好きな方には絶好の条件ですよ、ほんと。
実は魚も美味しい
魚も美味しいです。あかまつ、くろまつ、うんぎゃるまつにねばり、あばす…って、僕ももうなにがなんなのか、さっぱり分からない地魚たち(笑)に加え、鹿児島から入荷されるもの(ブリとかハマチとか真鯛とか)、そして南部の瀬戸内には近大マグロの養殖拠点があるため、マグロも美味しくいただけます!
それから、トビンニャ、夜光貝とといった貝類も名産で、島料理のお店なんかではよく出てきます。
鶏と魚を食べてお酒を飲めば、大体夜は楽しく過ごせます。それ以外の組み合わせはたまに焼肉行くくらい。かなあ…。
そして島料理
いわゆる島料理にカテゴライズされるもので、東京から来た友人たちに外れなく好評だったのが、油ぞうめん。炒めた煮干しとニラなどをだし汁にゆでた素麺と絡めるんですが、これが美味しい。素麺は調理するより冷やしてめんつゆが一番!と思っていた人生観が変わるくらいには美味しいです。うどんのバージョンもあります。
他にぜひ食べてほしいのが「うゎんふねぃやせぅ」。はい、まったく分かりませんよね。そうでしょう。
こちらは野菜と豚の煮物というか、ちょっとした島おでん風のものというか、なんか至って普通の料理にしか聞こえない説明しかしようがないのですが、食べればその味の優しさがクセになります。ほんと、百聞は一見にしかずとかなんとかいうやつです。
黒糖焼酎、ミキ、タンカン…名産はそのまま美味しい!
黒糖焼酎は奄美群島のみで生産されているもので、本土では出回っていないさまざまな銘柄が楽しめます。お酒好きな方はぜひ飲み比べて好みのものを見つけてみてください。
ミキは、お米とさつまいもからできた甘酒的なもので、栄養価は高いのですが、好みは分かれます。まあ、まずはチャレンジしてみるということで…(笑)。メーカーによって味が違うらしいので、気に入った方はぜひ飲み比べてみてください。
フルーツも豊富で、マンゴー・パッションフルーツ・ドラゴンフルーツなど南国的なアレは一通りおさえているのですが、とくに名産なのがタンカン。みかんをぎゅっと濃厚にして甘くしたような味わいが楽しめるのは冬季限定なのでお気をつけを。
アイスクリームなどもこうした現地のフルーツの味わいを生かしているお店や商品がありますので、そうしたものも探してみると楽しいと思います。
ざざっと紹介しましたが、奄美大島に遊びに来る際には「基本のキ」くらいでぜひ参考にしてみてください。島ならではの料理以外にも、島の食材を生かして美味しい料理を提供しているお店はいっぱいあるので、(なかなかネット上で探すの大変ですが)苦労しながら探すのも、ひとつの楽しみ、かも?