奄美大島の移住イベント「島でジョブセンバin東京」に行ってみた

奄美大島の移住イベント「島でジョブセンバin東京」に行ってみた:アイキャッチ 田舎・離島を考える
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移住誘致に積極的な、奄美大島。その中でもさまざまな動きを見せている「しーまブログ」さんが東京・上野でイベントを開催するというおしらせをいただいたので、行ってきました。

いくつか参考になる情報を聞いてきたので(といって2017年12月現在の状況ですが)、まとめてみたいと思います。

島暮らしの特徴

市役所の方からのお話であった島暮らしの特徴。まあ、分かっていることもそうでないこともあるかもしれませんが、せっかくなのでまとめてみます。

島のメリット

  • 島の時間
  • 自然があそびば
  • 人とのつながり
  • 意外とべんり

島のデメリット

  • お金
  • 交通
  • 医療
  • 人とのつながり

やはり、交通や医療という部分は、都会とはぜんぜん違った制限があるので要注意です。まあ、だからうちは若いうちに引っ越しちゃおうと思っているわけですが。

定年になってからー、とか言っていると車の運転がいつまでできるか分からないし、病院にお世話になる可能性も若い頃よりも上がります。

そうすると、老後を島でのんびり…という憧れの生活を楽しむどころの話ではなくなるんじゃないかなー、と。

あと、お金は意外とかかるようで、そんなに家賃も安くなかったり、物価は逆に高い場合もあるようです。見た感じ、さすがに東京より高いというほどではないですが、今いる場所によっては今より高いということは起こり得るかも。

奄美大島の会社と仕事の現状

イベントでは10社が登壇。酒造、Web、美容室、システム開発、スポーツクラブ、レストラン、ホテル、リラクゼーションサロンなどその業種がさまざまなのに驚きました。

これだけさまざまな企業が人材募集しているとなると、ふつうに働ければ仕事に困るということはなさそうです。ただし、給料のレベルは(そもそも最低時給が東京より200円以上低いので)都会よりは下がることは覚悟しておいた方が良いかもしれません。

まあ、遊びにお金を使うことが(自然で遊ぶことが多いため)少ないようなので、実際給料が下がるから生活に困るということはないという話も聞きますが…。

で、奄美大島の場合、とくに人手不足が深刻なのが観光業だそうです。

来年(2018年)には世界自然遺産への登録をめざしており、ますます観光需要が高まることが予想される一方で、ホテルや観光施設の働き手は現状でも足りないという…。

こうした人手不足も、移住誘致に積極的なスタンスにつながっている面もあるのかもしれませんね。

これまでの仕事の経験によっても変わるところでもありますが、何らかのスキルがあればそれを生かして島でも働く、そうでなければ観光業などで働く、ということで、仕事についてはあまり心配しなくても(もちろんきちんと調べることは前提で)大丈夫そうな気がします。

きっと大切なのは、環境に順応することとか、過去の経験や栄光、年収にこだわらずに働くこと。それさえできれば、生活していくのに困らない程度稼ぐことはきっとできるでしょう。