宮古島へ移住するのはどうだろう?調べてみた~住居編~

宮古島へ移住するのはどうだろう?調べてみた~住居編~:アイキャッチ 実録:移住物語
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さてさて、移住するといっても、住む場所がなければお話になりません。よそ者には貸さないみたいな地域もあり、コネがないと家が見つからないケースもあるとは伝え聞きます。住居を事前に探しておくのは移住するためにはまちがいなく必要な要素ということです。

とはいえ多くの田舎の地域においてはどんどん空き家が増えている地域も多いのが現状。そうした課題を解決するべく、空き家バンク制度など、移住希望者と住居の情報をマッチングできるしくみが整っていたりもします。したがって選ばなければ、という前提にはなりますが、たいていの移住先では、住む場所自体はあるもの。なのですが、宮古島では衝撃の展開が…。

宮古島には住む場所がない!?(2017年時点)

地元の不動産屋さんに、「今後の移住を検討しているのですが、お話は伺えないでしょうか?」とお願いしたところ、飛び込みで行ったにもかかわらず、快く対応していただけました(事前にアポ取りしといたほうがスムーズそうなので今後はそうしようと思いました)。

話を伺うと、今賃貸に出回っている物件はほとんどないのだそう。2017年7月現在で3件くらいあるものの、1件は家賃が首都圏並み(イメージ的には都心から30分圏内くらいの相場)。2016年はそもそも出回っている物件がなかったのだとか。

移住先として人気であるということに加え、島内で新生活を始める人が住むケースがあるなどの条件も相まって、賃貸で住めるような家はあまり出ていないのが現状のようです。移住するタイミングで良い具合に空いている家があれば…という、ほぼギャンブルな状態ということですね。むむむ…。

したがって、家賃の相場も上がっている一方なのだとか。それでも首都圏などよりは安いですが、あまり家賃が安いし住みやすい、みたいなイメージを持つと、これはちょっとどうも様子がちがうぞ?ということになりそうです。

不動産屋さんと別で地元の方に聞いた話によると、宮古島はホテルの建設などが続いており、そもそも住宅の建設に資材も人も振り分けられる状況ではないのだそうです。そういう事情もあり、住宅不足の解消についてもめどは立っていないのだとか。これは検討しているタイミングがまずいのかもしれないです…。

余談ですが、宮古島とともに先島諸島で人気の石垣島。こちらはこちらで、空港の移設、からの、市役所や病院の建設などが続いており、こちらも住宅に資材も人もまわせない状況が続いているのだとか。このあたりの地域に住むためには、住居の問題が大きそうですね。

宮古島の家の最大の敵は、湿気。数日留守にするだけでも換気は必須

さて、宮古島での生活を考えるにあたり、住居関連でほかに考えておくべきことはあるのでしょうか。話を聞いた中で最初に出てきたのが「湿気」。独特の湿気がある宮古島においては、ちょっと家を空けることがあるなら、その間換気をしてくれる知り合いの人がいないと大変なくらい、湿気対策が必要なのだとか。

このあたりは住んでみないとどれくらいのレベルの対応が必要なのか、わからないところですが。個人的には東京でも1Fの湿気が溜まりやすい家に住んだ時は大変でした。押入れの中なんてちょっと油断するとカビが…みたいな。湿気対策については、そもそもの気候によるものですので、覚悟しておいたほうが良さそうですね。

あとは、田舎ならどこでもあるような虫との戦いがあるとか、そういう話なのですが…あ、あと、これも宮古島だからというよりは沖縄地方では、という話になるようですが、お風呂の浴槽はついてない家が多いそうです。最近建てられた家だとあったりしますけど…みたいな感じなのだとか。

東京でも夏場はシャワーしか使わないので、常夏の宮古島なら浴槽はいらないような気もしますが、いざないと、どうなんでしょうね。もちろん、そこが譲れなければ浴槽付きの家を探すことになると思いますが、そうするとただでさえ家不足なのによけい見つからないという可能性も。いずれにしても、譲れる条件、譲れない条件はきちんと整理したうえで探すことが必要ですね。

あ、でも、駅徒歩○分ってのは無理ですよ。鉄道、通ってないので。