移住して半年。…厳密には半年経ってはいないくらい、なのですが、ひょんなことから島内の都会に引っ越すことになりました。家庭の事情もろもろを考えるとその方が良さそう、ということで…。
その引っ越しにまつわるもろもろを記録しておきたいと思います。誰かの、何かの参考になることを願いつつ。。。
なぜ島内で引っ越すのか
島内、しかも同じ奄美市内どころか名瀬の区域内での引っ越しです。子育てしやすいことや奥さんの仕事の都合、そして比較的新しくてキレイな家が見つかったこと、などさまざまな要因が重なり、早々のタイミングではありますが、引っ越すことにした次第です。
もともと、あまり家の選択肢がない、という噂もキャッチしていたため、まずは仕事スペースを確保でき、市街地にそこそこ近ければいいや、と、まず住ませてもらえるところを借りていた、という経緯もあり。
そこで何ヶ月になるのか何年になるのかは分からなかったのですが、たまたまこのタイミングで引っ越すと都合の良い家が見つかったということになります。
最初に住んだ家も我慢できないほどひどかったわけではなく、それなりに快適に過ごしていたのですが、エアコンが壊れかけのなんとかだったり、天井から雨漏りしたり（3階建ての2階なのに）、洗濯機をお風呂場に置かないといけなかったり、と、不便があったのも事実。
あと山が近く虫・ゴキブリ・ヤモリ、時にハブにも遭遇する環境であったこと（特に梅雨明けの羽アリがやばかった）。また台風などが来ると停電してしまうのはしょうがないのですが、ちょっと天候が荒れると瞬断が起こりやすい場所であったこと（仕事上、WebMTGなどが多くこれが意外と困る）などもあり、より良い環境に移れるチャンスが見えた段階での移転を決めた次第です。
逆にいえば、我々が住んだ家は特別悪い家ではなく、むしろリノベーション済みで比較的条件の良い家だったので、それでもそういうちょっとした困りごとは出る、というのは移住するなら覚悟しておいた方が良いかなと思います。
広いので構わないんですが、設備や条件の割には家賃がまあまあいい値段だった、というのもあるかもしれません。まあその分初期費用が安い家だったんですけど…。
大家さんがすごく良い方で良くしていただいたのに、というのだけがちょっと申し訳ない感じです。
島内での引っ越しで大変だったこと
島内の引っ越しですが、まあ大変でした。ストレスフルでした。都会の賃貸→賃貸のような気楽な引っ越しにはならないことは覚悟が必要そうです。というか、都会にいるとそれが気楽な引っ越しだと思えないのですが、いま思えば気楽でした（笑）。
新しい家の契約
普通に不動産屋さんを通しているから大丈夫だろうと思ったら、「移住してきてる人なら、島の人が保証人じゃないとダメ」というのが発動しました。そうでなかったら、「1年分前もって家賃払うなら交渉できる」と不動産屋さん談。
いろいろ思うところあったのですが、審査の書類に書いた収入（しかも安めに書いた）を疑われるとか、もうどうしようもないですね…。ふだんお世話になっている地元の方にお願いして事なきを得ましたが、こういうことが起こるのが、島です。
さらに家を取り巻く諸事情により、契約まわりの連絡も遅延しがちになり、結局契約の締結はギリギリに。これは特別な事情がいくつかったのでやむを得ない面もありますが、このあたりの手続きもスマートではない場合があるのは注意が必要です。
ただ、基本的に不動産屋さんはいい人なので、話はしやすいですが。
引っ越し
引っ越し屋さんに頼んだのですが、ハッキリ言って素人です。ベッドは自分でバラして組み立てないといけなかったし、洗濯機設置してもらったら後から排水が事故って自分で電気屋さん呼ばないといけなかったし、家具の搬出搬入で傷つけたりとかしていたっぽいし。
人数は多かったけど、都会の引っ越し屋さんほどのサービスはまったくもって期待できません。しかも人数多いからそんなに安くないという…。
ダンボールとかもサービスしてくれたりはしないので、自分でスーパーにもらいにいったりしましたし。基本、島の人は友だちに手伝ってもらって運んだりすることも多いようです…。
あといちばん大変だったのは、引っ越しの予定日が台風の最接近と重なったため、2日くらい前に連絡があり、結果的に予定より前の日にズラしたこと。
今回は契約の都合もあり、引っ越しを決めて見積をもらってから1週間で引っ越しだったのですが、それがさらに短くなるというピンチ。
幸い、車で行けば近い距離だったので、引っ越しまでの期間に前もって自分たちで運べる荷物は運んでおくようにしたことにより事なきを得ました。
引っ越しは相当負担が大きいということは、覚悟しておいたほうが良さそうです。それがこちらではふつう、という感じのようなので…。奥さんの職場の人たちは「手伝いに行く」と言ってくれたのですが、上記のとおり、前もって荷物を運び込んだりできたので、ひとまずはお気持ちだけいただきました。
島内での引っ越しをする際には、余裕をもって
このように、都会で新しい家を契約して引っ越しを行う感覚でいると痛い目に遭う可能性が高いので、注意が必要です（僕は個人的に引っ越し屋さんを呼ばないケースの引っ越しを手伝ったりしたことがあったからまだ良かったですが）。
正直、さすがに今回は腹立たしいことが多くストレスがたまりました。まあでも、「しょうがないか…こんなもんだよな」と割り切って考えることが重要だと思います。
本当は次に引っ越す時は、海が見える、すぐ海で遊べる位置の家にしようと思っていたのですが、仕事の都合とかもろもろを考えると逆により都会になってしまいました…現実なんて、そんなもののようです。それもあわせて、知っておくと良いかもしれません。
いいことばっかあるわけないよ、それでこそmy life。なのです。
