移住するまでではなくても、リゾート婚ならできる。その内側は…?

移住するまでではなくても、リゾート婚ならできる。その内側は…?:アイキャッチ 田舎・離島を考える
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リゾート婚。なんて素敵な響き。そうだ、ハワイで…

と、そこまでいかなくても、実は国内でも素敵なリゾート婚はできるのです。

どうして急にそんな記事を?と思うかもしれませんが、実は先日、宮古島で結婚式をあげてきたので、その興奮冷めやらぬうちに…というわけです。

僕が結婚式をあげた場所は予約で埋まっているということでしたし、きっと同じようなことを検討する方もいるのではと…。参考になるかどうか分かりませんが、経験してわかったことを少し書き出してみようと思います。

国内リゾート婚のメリット

人が来ない。

というと語弊があるかもしれませんが、結婚式にどこからどこまでの、誰を招待するかは結構悩みどころになることも多いのではないでしょうか。

離島なら、「離島で家族だけで執り行うので…」といえばOK。簡単ですね。また、親しい人だけで結婚式ができるので、ひとりひとりとゆっくり一緒に時間を過ごせたりします。

ちなみに我が夫婦は家族だけじゃなく一部友人や会社メンバーが来てくれたので、前日入りしたメンツと、前日の夜に「家族→会社・友人(ここで夫婦分かれる)→友人」といったように飲み屋さんをハシゴしていました(結婚式前日にハシゴするのもどうかと思いますが)。

これを一番最初にあげる僕のセンスもどうなのかと思いますが、まあ気にせず次に行きましょうか。

景色がやばい。

もはや頭悪いですね。ボキャ貧なのがバレてしまいます。

でも、この離島ならではの海や景色というのはすごく重要です。もう記念撮影だけで満足できるくらいに、ええもう。

結婚式の本番前にビーチで撮影をしたのですが、もうバックの海がキレイなだけで写真が美しい思い出になります。おかげで撮影が終わった段階で結婚式が終わったのだと勘違いしそうになって怒られました。でもそれくらい、もうあの海と一緒に人生の記念ができるのはステキなことだと思います。

だいたい、結婚式をあげられるようなリゾートホテルは撮影向きのシチュエーションにあることが多いので、このあたりの撮影場所の好みのシチュエーションがあるか、とかって観点で場所探すのも良いかもしれませんね。

ゲストが喜んでくれる。

これは場合によるかもしれませんが、僕のまわりは「宮古島行ってみたい!」とか「初めて行けてよかった!」という人が多く、出席者が当初見込みの倍に膨れ上がって会場の方が驚くという事態に…。

でも、リゾートだと、家族やゲストも、結婚式という機会をうまく利用して(笑)、「○○の結婚式があるので…」といってリゾートで遊びつつ、ちょっと結婚式を…みたいな形で良かったりして。

自分からはなかなか行くことのない場所に行く機会になったりすることもあり、結構喜んでもらえます。

式の準備が楽。

事前の準備がたぶん楽です。何度も何度も打ち合わせをして…というのがそもそも不可能なので、事前にメールや電話でやり取りする程度。それがデメリットの方にも通じる部分がありますが、なによりも、そういう準備で本番を迎えるのに会場のスタッフや関係者のみなさんが慣れているのが大きいです。

準備は、「これで大丈夫…?」って思うレベルかもしれませんが、本番にそんなに影響は出ませんので、そこは流れに身をゆだねましょう!

新婚旅行が兼ねられる。

これは賛否両論あるでしょうけども。うちは普段泊まらない(泊まれない)ちょっとお高めの部屋に泊まって、新婚旅行も兼ねることにしました。といって、リゾートで、リゾートホテルで過ごせると考えると、全然悪くないと思います。

でもまあ、下手にこれを押し出すと一部の女性からは猛反発を食らう可能性があるので、あまりメリットとして計算してはいないほうが良いやも。

国内リゾート婚のデメリット

制限があるのは理解しよう。

リゾートというと聞こえはいいですが、生活的な意味でいうと「田舎」です。都会の豪華な式場で式をあげるのに比べれば、対応力には限界があります。着たい衣装が着れるとは限りませんし、やりたいプログラムがやれるとも限りません(結婚式だけならまあそこまで問題にならないとは思いますが)。

実際、個人的にはプログラムとかをいじれなかった(そこまで調整する余裕がなかった)ので、オリジナルコーナーつくれなかったのが結構つらかったです。

まあ、リゾートだからという話でもないですが、やりたいようにやれるとは限らないということは理解しておいた方が良いかなとは。

(場所と時期によって)台風が怖い。

海で遊べるようなシーズンに結婚式をする=台風が来るかもしれない、ということは理解しておきましょう(場所によりますが)。

ちなみに、私が結婚式をした10月後半は、ふだん台風来ないのですが今年に限って来やがりまして、帰り東京に帰れない人が一部出ました(うちも一歩間違えれば危なかったレベルでした)。

夏場に来た台風の影響で砂浜への侵入ルートが立入禁止になっていたり、倒木がまだそのままだったりもしました(ちなみに、2017年宮古島は台風が停滞したため、全世帯の85%が停電したともいわれています)。

これは国内のリゾート婚できるような場所ならではのリスクとして考えておいた方が良いと思います。

まあ、なんだかんだいって遠い。

遠いからこそ非日常感が漂うんですが、やはり前後の行程含めて遠いからこそ不便であったり、恨み言を言われたり(笑)することは覚悟した方が良いかもです。

メリットで「人が来ない」をあげましたが、逆に言うと、「来てほしい人に来てもらえない」可能性もあるんだよ、と。そういうことですね。あと体調が悪いとか、何かトラブルが起こった場合は、この遠さが裏目に出ることも。

結構忙しい。

これは日程の組み方によるんですが、うちの場合、こんな感じでした。

  • 到着日:チェックイン→打ち合わせ→衣装合わせ(終了が20時)
  • 2日目:フリー(ちょっと遊ぶ)→あいさつ回り(前述のはしご酒:17時~24時)
  • 3日目:結婚式

はい、到着してから2日目の日中ちょっとゆっくりできたくらいで結婚式まで怒涛のスケジュール。台風との兼ね合いもあって、結局遊べなかったし…(涙)。

なにより当日がやばかったです。朝から準備して、撮影して、撮影後の再セットに手間取っているうちにリハの時間がなくなって、リハもそこそこに(流れを理解しきらないまま)本番で、本番、いざみんなの顔見たら一気に緊張して…そこから先は記憶がナイデス。

リゾートでゆったり遊びながら、楽しく結婚式!と思っていると案外現実は厳しいので、そうしたければ相当ゆったりした日程を組みましょう(個人的な反省点)。

ご祝儀は期待しない。

ここは人とやり方によってだとは思うのですが、今回僕たちはご祝儀をもらっていません(会社からの祝い金は別)。というのも、遠方の式なので、ご祝儀だと思って旅費交通費出して来てくださいね、というわけですね。まあ、披露宴しているわけでもないのでそうなります。

なので、結婚式は自前で、自作自演でやるかわり、ゲストには自費で来てもらう(でも楽しんでもらう)という流れになる想定はしておいたほうが良いかもしれません。

離島でリゾート婚はいい!一生に一度の思い出を。

まあ、なんだかんだ言って離島でリゾート婚はすごく良いです。

景色が良いし、思い出に残るし。日頃仕事が忙しい方なんかは、仕事でバタバタしたまま結婚式に突入するのを避けることもできます(着いたら着いたで忙しいですけどね)。

もちろん、夫婦ともここで結婚式したい!ってならないとなかなか実現できないことではありますが、もし結婚相手と一緒に「こういうのいいね」って言えるようなら、検討だけでもしてみると良いと思います。

ちなみに、結婚式自体は、最低限のメニューとかであれば、そこまでお金はかかりません。結局、旅費や交通費がかかるのである程度お金かかるのですが、でもたぶんみなさんの想像より安いんじゃないかと思います。

まあ、といってこれを見る人がそうそう「そろそろ結婚を考えていて」とうまくいくのかどうか分かりませんが、参考になる人は参考にしてください。

あ、あと、家族や身近な友人とかが結婚しそうであれば、自分が好きな離島を勧めて「ここで結婚式しなよー」ってダメモトで言ってみるのは手ですよ。結果、結婚式にかこつけて、自分が遊びたいとこに行けるかもしれないので(笑)。